彼とは付き合って半年になります。お互い社会人2年目。
彼は27歳で、一年前に別の婚約者に婚約破棄された過去を持っています。
付き合い当初から結婚について焦っている発言を繰り返していた彼で、つい最近も妊娠についていわれました。
女性は出産するには若い方がよく、年を取れば障害児が生まれる確率も上がる。
そういう話をしつこくするので、妊娠や結婚は焦ってしても幸せにならないし、子供がかわいそうでは?妊娠期にどうすごすかにもよるのでは?と反論しました。
そしたら俺は理系だからそういうことは紛れもない事だよ。さらに男性は自分の子供かも分からないんだもんね。
こればかりは計画的にはいかないか。と言われ、つい腹が立って「子供ができたら自分の生活に制限かがかるし、夜泣きだって電車の中でぐずったりする。
他の人に迷惑もかける事にだってなる。
幸せな一面ばかりに目を向けてそういうことを乗りきれる自信はあるのか。
今まであなたが情緒不安定になったときに怒鳴ったりものを投げたり人を貶したり、置き去りにしたりしたような事を子供が生まれてもすることが当たり前にならないかよく考えてほしい。
家族が増えることは互いにさえあわないといけないんだよ」と言いました。
そうしたら彼からは「君は俺にダメ出しばかりするね。
しかも一方的に決めつけて的確じゃないし、過去一度のことを全てのように扱う。
さらにはできもしないのに理屈ばかり。
今を楽しむ気なんてなくて、子供の夜泣きに耐えられるかとか将来の未確定なことを先に決めようとする。
夜泣きは本当に耐えられないかもしれないし、子供が可愛くて苦にもならないかもしれない。誰にも解らない。
何事についてもひたすらネガティブで、今考えることではない将来のことばかりネチネチ考えて、過去の失敗もいつまでもいつまでも暖め続ける。
だからろくな仕事にもつけない上に、そこから抜け出す手も使うことができない。
悪いけど悪口ばかり言われてムカつく。」
といわれました。
呆れてしまったのですが、私はネガティブすぎでしょうか?
私が謝るべきなのでしょうか?
意見がぶつかり合うことは悪いことじゃない
まあこういう相容れないことってあると思います。
双方が自分の主張を貫こうとやっきになっていて、必死で相手を言い包めようとしている。
そんな光景が目に浮かびます。
お互いの意見を言い合うことは良いことだと思いますよ。
自分の考えや価値観、大事にしたいこと、優先したいこと、気になること、心配なこと、そういうことを話すのって、大切なことだと思います。
ただお二人の場合、そこで「相手の話を聞く」ということが出来ていないんじゃないでしょうか。
初めから「相手を負かすこと」しか考えていないような気がします。
それは、言葉の端々からも窺える気がするのですよね。
言葉の選び方というか、話の持っていき方というか…。
ここに書かれていることが実際の会話の内容に近ければ近い程、お二人とも相手を「責める」ような言葉ばかりを使われていると感じます。
結局それは、自分の主張を貫きたい、相手を折れさせたい、そういう考えが滲み出てしまっている気がしますね。
どちらの仰ることも一理ありますし、それぞれ正論だと思います。
ただ、正論を述べれば良いってモノでもないのですよね、人間関係って。
特に夫婦というものは、たとえ理不尽だと思えることでも、お互いにとって良いと思える落とし所を見つけることが必要になってくると思います。
何が正しいかではなく、「どうすればお互いが納得できるか」だと思いますよ。
そういう意識が、今のお二人には欠けているのではないでしょうか?
「自分はこうしたい」「自分は正しい」、それにばっかり固執し過ぎて、相手との調和や思いやりを忘れてしまっているような気がします。
ネガティブかについて
どちらかと言えばネガティブだと思います。
でも、懸念して当然なことでもあるとは思います。
むしろ違和感を感じるのは彼の方。
年齢と出産の安全性を考える一方で、出産後の環境の懸念はほとんどしていません。
出産と育児は切り離して考えられることではないのに、なぜか彼は後者を相当軽く考えています。
前者については確率などを持ち出して論理的なお話しをする一方で、後者については「先のことは誰にもわからない」というような精神論的なお話しになってしまっています。
これはある意味、男性らしい考え方かもしれません。
出産は意識するけれど、育児は意識できない。
子供を育てるのは母親の仕事という意識を持っているのかもしれませんね。
それでいて、跡取りは欲しい。
そういった、少し古典的な観念を持っているんじゃないでしょうか。
謝るべきかについて
それは、謝る意図によると思います。
自分が間違っていたと思うのでしたら、謝った方が良いでしょう。
自分がネガティブ過ぎたと思うのであれば、自分よりも彼の方が正しい(子供を作るのならとにかく早い方が良い)と思うのでしたら、謝って彼に同意すべきだと思います。
そうではないのでしたら、彼の言うことも理解できるけど、自分はやっぱりもっと慎重に考えるべきだと思うのでしたら、謝る必要なんてないと思います。
最初にも書きましたけど、正直どっちもどっちでしかないと思います。
彼は理屈(というか片手落ちした屁理屈)に拘るタイプで、主様さんは感覚で判断するタイプ。
いわば、相反する考えを持っているわけですから、衝突するのはむしろ自然な気がします。
お互いが納得のいく答えを出すのは、相当に難しいんじゃないでしょうか。
可能性があるとすれば、主様が折れて、彼を立ててあげることくらいのような気がしますね。
ただそれで幸せを感じられるかは疑問ですけど。