今回は好きと情の違いについて考えていきます。
一つの例をあげていきます。
主さんは、交際して2年半の彼氏がいますが本当に恋愛感情で「好き」なのか、よくわからなくなることがあるそうです。
もしかしたら、ただの「情」かもしれないのでは?と悩んでいます。
今、彼に対しては、
・彼と一緒にいないときは、電話で声を聞きたくなる。
・一緒にいるときは、離れる時に、とても寂しい。
・尊敬できるところがたくさんある。
・一緒にいると、抱きつきたくなる。添い寝するのが好き。安心。
・彼が、女性がいる飲み会などに行くと、少し心配。
と様々な感情があります。
相手の嫌な面もありますが、主さんは目をつぶっておけるレベルです。
・・・・・これって「好き」と言えるのかどうかです。
付き合い始めは、「大好き」と感じていましたらしいのですが今他になんとなく気になる男性ができて、そう悩むようになったそうです。
かといって今の彼と別れたくはありません。
2年半、かなりハイペースで会っていたのと、思い出もたくさんできている。
それが「情」なのか?ということです。
時間の経過とともに、相手の良い所が当たり前になってきて、ときめきがなくなってきたなのか?
ちなみに、彼と主さんとのの関係は、
・ときどき喧嘩もするけど、基本的に仲良し。
・彼は私の事が大好きなようです・・・
・一緒にいる時は、お互い、素の自分でいられる。
・身体の相性は合ってる。
そして、本当に「好き」なのか、という悩みは、「このまま、付きあっていくべきか=彼と結婚できるか」という悩みに直結してしているそうです。
結婚して、乗り越えなければならない壁が出てきた時に、本当にお互いに「好き」でないと、乗り越えられないと主さんは聞いています。
彼に何かあった時に、私は最大限の努力をして支えられるのかよくわからないそうです。
それについて考えていきたいと思います。
好きとかの定義より一緒にいたいかどうか
私個人的な意見としてはどっちでもいいのと、そんなにこだわる必要ある?と思います。
それが恋愛感情であろうと情であろうと、一緒にいたいと思うのなら、それで良いのではないでしょうか。
「好き」に厳密な定義なんてないと思います。
主さんにいうように相手にいいところに慣れてしまってるのもあります。
ときめきはいつまでも続くものではないです。
人間は慣れる生き物ですからね。
同じことが続けば、それが当たり前になってしまうのは自然だと思います。
だからこそ、驕らない謙虚な気持ちが必要なのではないでしょうか?
謙虚な気持ちがあれば新鮮な気持ちがなくても付き合っていけます。
なければ別れることになるでしょう。
結婚できるかについてです。
恋愛の終着点が結婚とは限りません。
もちろん、結婚を望んでいる場合はそうなる場合がほとんどだと思いますけど、結婚をしないという選択もあると思います。
自分達のお付き合いをどういう形にするのかは、自分達が何を望んでいるのかによって変わるのではないでしょうか。
「好き」という言葉は、人間が勝手につけたものにすぎません。
『こういう感情を「好き」という言葉で表そう』と決めて、みんながそれを共有しているだけです。
そして、感情を物差しで測ることはでません。
なので、自分の「好き」と他の人の「好き」とでは、少なからず違いがあると考えるべきでしょう。
加えて、人の感情を正確に知ることはできません。
相手が表現することから汲み取ることはできても、それはあくまでも受け取る側の想像にすぎません。
つまり、『自分の感情が「好き」なのかどうか』を他人に聞いたところで、わかりっこないのです。
言い方を変えれば、自分がどう考えるか、どう思うかでしかないでしょう。
結局最後は、自分で納得のいく答えを「決める」だけのような気がします。
個人的には最初に書いた通り、それが好きかどうかなんてどうでも良いことだと思います。
その相手と一緒に居たいと思えるかどうか、それが全てだと思いますね。
別な言い方をすれば、一緒に居たいと思えるのでしたら、それは「好き」と言えるのではないでしょうか?
いないときは声を聞きたいとか、寂しいと思うわけです。
好きでなくなるとそういう気持ちはなくなります。
会ってないときでもそういう感情が出てくるということは情を超えて好きなのだと思います。
それでもそういう感情が湧かない時期というのは私の経験上あります。
会いたくない気分、会った後に余韻が残らないなどです。
それが長く続いて別れると悲しむとか、かわいそうとか、もったいないとか思ったらそれは自分の都合も入ってると思います。
それこそただの情だと思います。
引っかかることをどう考えるか
彼への想いが「好き」か「情」か、という問題ではなく彼と付き合い続け、果ては結婚まで考えるにあたって主様の中に引っかかりが生まれてしまったというだけなんだと思います。
逆に言えば100人に聞いて100人がそれは愛ですよ、と答えても今の主様は納得が出来ないと思います。
その理由は、そこが問題じゃないからです。
一番の問題は「他に気になる人が出来たこと」なのでしょう。全てはそこ、と言い換えても良いくらい、この出来事は主様の現在の恋愛に水を差してしまったのだと思います。
主様がとても迷ってしまうのはあくまでも
現状、彼との間に、さしたる問題がないから、なのだと思う。
けれど他に気になる人は出来てしまった。
ということは彼との交際に問題があるからなのでは?と
考えた末の理由たちであり、トピタイトルの悩み、だというわけです。
よって、それらについては考えなくて良いと思うんですよね。
それらについて考えても、解決はしない…というか
それらって、あって無いようなものでもあるからです。
もともとあったんじゃなく、わざわざ作り出した、という意味で。
要はただ今までの恋愛を続けるか?新しい恋愛に踏み出すか?を自分で決めればいいだけの話なのだと思います。
困難を乗り越える自信
不安…というか、自信がないのかなとお見受けしますがそれが結婚ともなると、
可能不可能の問題ではなく、義務と責任だと思うんですよね。
最初から絶対出来ます!大丈夫です!と思ってる人のほうが少ないと思います。
誰だって未知のことは怖い。
それでも背負うか、だから背負わないか、というだけのことです。
私は理由は後からついてくるものだ、と思っていますし、後悔は後からじゃなきゃ出来ない、と思っています。
よって一寸先は光でもありますし、闇でもあります。
そして大体の場合、面白そうで新しいほうへ向かいます。
好きでも乗り越えられない場合はあります。
それほど好きじゃなくても、一生添い遂げると決めて、一緒に問題を解決する努力が出来る人も居ます。
好きだからではないんです。
二人で協力できるかどうかにかかってくると思います。
どんなにラブラブの夫婦やカップルにも不満はある
主さんの感情って誰も抱いていることなのですよね。
不満はあるけど目をつぶっておけるレベル。
要するに、別れる直結するものではないのです。
夫婦だろうがカップルだろうが不満というのはあります。
許容範囲というもの。
これは誰もが持ってるものです。
嫉妬に関しても異性間では多かれ少なかれ誰にもあることです。
目をつぶっておけるというのは長く共に暮らすにはとても大事なことだと思います。
誰にも長所短所はあるが、性格的か生理的にかまったく受け付けない。
短所か個性を相手が持っていた場合、平穏な生活はとうてい無理です。
相手の短所が目をつぶれる範囲内なのは、主さんは幸運なほうだと思います。
「好き」と称せるか否か?などと追究しても無駄なことであり、では逆に、こんな程度では「好きではない」と、論証できますか?って話になります。
ぶっちゃけ言いますと今の彼氏を別れて別の彼氏を付き合ったとしても月日が経ったら同じような感情になると思います。
前も書きましたが一緒にいたいかどうかが大切だと思います。
情は情でも愛情、ただの情けかを考えれば答えは出てきます。